2026/06/16 20:26

ベアフットサンダルやワラーチ(薄底サンダル)に、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか。

存在を知らない人から見れば「少し風変わりな人」。
少し知っている人から見れば「ストイックに身体を追い込んでいるガチな人」。
おそらく、そんな印象ではないかと思います。現に、走るシーンでも街中でも、これらを履いている人はごく少数です。

なぜ、これほどまでに普及しないのか。周りの声や世の中の情報をまとめると、理由は明確です。

「地面の衝撃がダイレクトに伝わって痛そう(鼻緒や足裏の皮むけが怖い)」
「ソールが薄すぎて、ガラス片や突起物を踏んだら大怪我をしそう」
「見た目が原始的、あるいはアウトドア感が強すぎて、普段のファッションに合わせにくい」

確かにその通りだと思います。
何を隠そう、私自身も最初はまったく同じ壁にぶつかり、すぐに挫折した人間です。「これは履けるタイミングが非常に限られるな」と、一度は靴箱の隅にしまい込みました。

しかし、ここにもどかしさがありました。
靴のなかで固まった足指を解放し、足裏から脳へ自然な刺激を入れる。それは人間本来の機能を取り戻すために「本質的に身体に良いこと」であるのは間違いありません。なのに、限られた特別な人にしか履きこなせない。

「走る人も、走らない人も、誰もが当たり前に恩恵を受けられるフットウェアであるべきではないか?」

いつしか私は、そんな風に考えるようになりました。

では、なぜ世の中の誰もが知る大手メーカーは、こうした本質的なフットウェアを作らないのでしょうか。
作らないのではなく「作れない」と言った方が正しいかもしれません。

現代のマーケットは、マーケティング主導の「分かりやすい高機能」や「先進的なデザイン」で溢れています。しかしベアフットサンダルはその対極、究極の引き算です。シンプルがゆえに、広告で謳える派手な機能が少なく、付加価値(利益)を乗せにくい。つまり「メーカーにとって売りにくい商品」なのです。

限られた開発資源を、利益率が高く、ユーザーへの分かりやすい訴求力がある商品に投入せざるを得ないのが、今のものづくりの現実です。

一見すると、メーカーもユーザーも最新のハイテクシューズでWin-Winの関係にあるように見えます。しかし、その中身を覗いてみると、本当に私たちの足にとって良い結果をもたらしているでしょうか。
私たちは自分の足の声に蓋をしたまま、原因不明の足や身体の不調に悩まされている。靴がすべての原因とは言いませんが、大きな要因のひとつであることは否めません。

私は、この「売るための機能」が優先され、足が置き去りにされる悪循環を打破したいと思いました。「ガチな人」の道具ではなく、すべての人の日常に寄り添うベアフットサンダルを作ろう、と。

そのために、既存のワラーチが抱えていた3つの弱点を、ものづくりの技術で徹底的に解決しました。

1.足裏への痛みと皮膚への負担
ただの硬いゴム板ではなく、用途に合わせた必要最低限のクッション性能をミリ単位で調律しました。さらに、フットベッドには東レ製のUltrasuede®を採用。絶妙なグリップ感とベルベットのような上質な肌触りによって、あの克服できなかった「足裏の皮むけ」を防ぎ、毎日履き続けられる快適性を実現しました。

2.薄さに対する恐怖感
ソールのコアに、防弾チョッキなどにも使われる特殊素材・アラミド繊維シートを内蔵した構造『Diflexveil™ Core(実用新案登録第3255584号)』を開発。これにより、路面の鋭利な突起物に対する耐穿孔性を飛躍的に向上させ、薄底ながら「大怪我をするかもしれない」という恐怖から足裏を解放しました。

3.都市に馴染まないデザイン性
いかにもなアウトドア感や原始的な佇まいを一新。突き詰められたミニマルなソールデザインと洗練されたカラーバリエーションにより、モダンな都市のファッションに自然に溶け込む「ステルス・ラグジュアリー」な佇まいへと昇華させました。

ワラーチは、決して特別な人たちのためのものではありません。

かつて人類が数百万年かけてデザインしてきた「歩く」「走る」という洗練されたシステムを、現代の都市生活の中で、最も心地よく、最も美しくリブート(再起動)するための道具です。

あなたがランナーであっても、そうでなくても。
毎日の移動を、ただの消費から「身体が喜ぶ心地いい時間」に変えていく。

特別な誰かのものではない。
誰もが自分の足本来の強さと健やかさに出会える、新しくも懐かしい日常の景色を、REVINOS™はここから作っていきます。


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(@revinos_japan)